司法試験について

弁護士のイラスト

 現在、司法試験には2種類あります。
 従来通りの誰でも受けられる「旧試験」とロースクール卒業生でないと受けられない「新試験」です。数年後には新司法試験に一本化されます。新司法試験ではロースクールに2年(法律の既習者)もしくは3年(法律の未修者)通った後、試験を受けることになります。


 旧試験より新試験の方が合格率は高くなりますが、3回までしか受験出来ないのでけっこうリスキーです。ちなみに、もしロースクールを卒業した後司法試験に合格できなくても、ロースクール=法科大学院なので、法学博士の称号は手に入ります。

司法修習について

 司法試験に受かった人は司法修習生となり、弁護士、裁判官、検事になる資格を得ます。世間には司法修習という制度を知らない人が多く、よく「司法研修生」と間違って呼ばれるそうです。まあ、研修であることに間違いはないんですが。

 修習のスケジュールは、まず埼玉(和光)の司法研修所で研修を受けた後、全国に散らばり研修を受け、また埼玉に戻り最終試験を受ける形になります。埼玉近隣のみなさん、埼玉県の和光市に急ぎましょう!息抜きに飲み歩いている司法修習生に出会えるかもしれません(笑)

 司法修習時の身分は準公務員なので、国から給料がでます。(普通の大卒のサラリーマン程度)修習生の時期はSNSなどのプロフィールに「公務員のようなもの」と書いている人もたまにいるようです。

知り合いが司法試験に合格したか調べる方法

検索 司法試験の合格者氏名は公式に発表・報道されます。晒す感じになるといけないのでここでは掲載を控えますが、ネットで検索したら合格者名の一覧が簡単に出てきます。難関大の法学部に行った同級生が今年の司法試験に受かっているかどうか、調べてみてもいいんじゃないでしょうか(笑)

※合格者の名前がずらっと並んでいる場合、知り合いの名前を目で探すのは面倒だと思います。そういった場合に簡単に検索するには、『Ctrl』+『F』でページ内検索窓を出し、そこにキーワード(探したい人の氏名)を打ち込むのが便利です。

修習生バッジと弁護士バッジ

 弁護士バッジ 司法修習生バッジ

左が弁護士バッジ。右が司法修習生バッジ。写真では分かりませんが、弁護士バッジは側面から見るとかなり厚みがあります。

弁護士バッジは金色の丸で、外側は「ひまわりの花」、中央には「秤」が描かれています。

修習生バッジは赤・青・白の三色で、赤は「検察官」、青は「裁判官」、白は「弁護士」を意味しています。弁護士バッジは有名ですが、司法修習生バッジの存在は知らない人が多いですね。



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