弁護士との話題
弁護士と話を盛り上げるためには、社会派になろう!
●弁護士との話題を弾ませるには、新聞(特に地方紙)の地域の事件欄を読んだり、ヤフーニュースで最新の事件について知っておくといいかもしれません。
最近では裁判員制度などのニュースも多いので、要チェックです。弁護士は、「一般の人が裁判員制度をどう感じているか」にかなり興味があるようなので、話が弾むと思います。
●一般の人が良く知らない司法機関・制度などについて詳しいと、ライバルに差がつけられるかもしれません。例えば、「法テラス」などについて勉強しておくといいかもしれません。
法テラスとは?
法テラスは、正式名称を「日本司法支援センター」といい、弁護士が必要でもお金がなかったり、近くに弁護士がいない人のために国が作った機関です。2006年4月10日に設立されたのですが、最初はなかなか認知度が上がらなかったようです。
弁護士関連のサブカル!
●弁護士との話題にするために、弁護士関連のドラマ・バラエティを観ておくといいかもしれません。
今話題の、タレント的弁護士の名前を出すのもいいと思います。弁護士の世界は狭いので、テレビに出ている弁護士とその弁護士は何らかの関係がある可能性も高いです。管理人の知り合いの弁護士も、とあるパーティで北村弁護士と話す機会があったと言っていました。
●映画「それでもボクはやってない」を観ておくといいかもしれません。
2007年1月20日(土)公開の周防監督作品で、痴漢のえん罪をテーマにした映画で、とてもリアルな、考えさせられる話です。
「それでもボクはやってない」公式サイト
この映画公開当時の弁護士や司法修習生は試写会に招待されたようで、弁護士の認知度はかなり高いです。
●弁護士との話題作りに読むといい本は裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書)です。 この本は、法廷での裁判官の個性あふれる判決(肉声)を集めたものです。裁判官が法廷で述べるのは無味乾燥な定型文だけかと思ったら大間違いで、ぽろっと本音が出ることもあるようです。ただ、タイトルの「爆笑」というのはあまり的確でなくて、それよりは人情のこもった発言が多く掲載されています。
例:「死刑はやむを得ないが、私としては、君には出来るだけ長く生きてもらいたい」(死刑判決言い渡しの後で)
管理人は、裁判官にはお堅い人が多いと思っていたのですが、知り合いの弁護士によると、実際けっこうざっくばらんな人も多いようです。法曹の世界は狭いので、弁護士がこの本を読むと、自分の知り合いの裁判官が載っていたりして、その点でも楽しめるようです。弁護士の彼がまだこの本を読んだことがなかったら、プレゼントするのもいいと思いますよ。
●弁護士との話題作りに読むといいマンガは『マンガ 法律の抜け穴 』や『闇金ウシジマくん 』などです。知り合いの弁護士も読んだことがあると言っていました。ただ、法律は変わるものなので、ここに書かれている話を全部鵜呑みにするのはよくないです。
ウシジマくんの方は社会の暗部を描いているので、読んでいるとけっこうきついかもしれませんが、弁護士の彼女や妻になりたいならこの位は受け止められるようになっていた方がいいかもしれません。
推理小説・警察小説で社会勉強!
●弁護士との話題作りには、推理小説(ミステリー)・警察小説を読むのもお勧めです。あなたは「未必の故意」などの法律用語や、「『警視庁』と『警察庁』の違い」などをご存知ですか?推理小説を読んでいればそれらについて自然に学ぶことができ、いつか弁護士との会話の中で役に立つかもしれません。
ちなみに「未必の故意(みひつのこい)」とは、「もしかしたらある事態になるかもしれないけど、そうなっても構わない」と思いながら行為を行うことです。
ミステリーで得られる豆知識
警視庁と警察庁は、『警視庁』の方が規模が大きいと勘違いしている人が多いですが、警察庁は日本の警察全てをまとめる組織で、警視庁はいち地方警察(東京都の警察)です。警視庁のが名前がかっこいいし、ドラマなどでもよく名前を耳にするので、規模が大きく思えるのかもしれません。
他に推理小説や警察小説で得られる豆知識としては、捜査○課が具体的に何を担当するかということなどもあります。捜査1課が、殺人・強姦などで、捜査2課が知能犯で、捜査3課が窃盗関係で、捜査4課が暴力団関係です。
推理小説の中で、横山秀夫の『半落ち』は、事件に関わった警察官、検事、弁護士、裁判官たち、それぞれの視点に切り替わって話が進むので、法律関係者の本音を知るのにいい作品だと思います。
話題作りにお勧め!裁判傍聴
●裁判所に実際の裁判を傍聴しに行ってみるのもいいかもしれません。
裁判は公開が原則なので、関係ない人も普通に見ることができます。平日にあるので有給休暇を取らないといけないかもしれませんが、社会勉強になるし、司法修習生などといい出会いがあるかもしれません。(といっても法廷内で私語はできません。外で待っている間や終わった後が勝負でしょうか)
裁判傍聴は「リアルな人間ドラマが見られる」ということで、それを趣味にしている人もいるようです。ちょっと不謹慎な気もしますが。有名人や話題になった事件などの裁判はものすごい倍率になることもあります。暇があれば抽選に並んでみるのもいいのではないでしょうか。
司法修習生から聞いた裁判の感想・その他
●裁判の最初で、被告人の半生を物語風に紹介する場面があるが、犯罪をするような人の家庭事情はやはり複雑なことが多く、考えさせられる。
●酔っぱらって起こした事件が多いと、自分はお酒を控えようと思う。
●裁判中は眠くなるが、あくびをしていたら「遺族の感情を逆なでする」と怒られた。
●被告人がスロットにはまっていたので、自分も初めてやってみた。そうしたら大勝してしまった。
●性犯罪の事件を傍聴して、一人暮らしの彼女のことが心配でたまらなくなり、夜は鍵だけでなくチェーンもかけるように指導した。