弁護士の専門用語
弁護士は難解な用語を使う?
弁護士は普段から難しい言葉を使うというイメージがありますが、実際そのイメージ通りな人もいます(笑)
管理人が以前一緒に遊びに行った東大法学部卒の弁護士は「さっきの映画どうだった?」と聞くと「冗長(じょうちょう)だよね」と答えたり、「定石(じょうせき)だと次の店は…」みたいに、やたら小難しくしゃべる人でした。
弁護士と付き合いたい人、付き合っている人は、日常で使われるちょっと小難しい言い回しや、簡単な法律用語を押さえておくといいかもしれません。
法律基礎用語一覧
法律用語と一般用語で読み方や意味の異なるものはけっこうあります。例えば、弁護士に関するトリビアのコーナーにも書いてありますが、法律用語では遺言を「いごん」、兄弟を「けいてい」と読みます。弁護士の彼女や妻になりたいのであれば、法律用語の方も覚えておくといいかもしれません。
法律用語と一般用語で意味が異なるものとして『確信犯』もよく挙げられます。普通の人は確信犯というのを「計画的に、わざとやっていること」みたいに捉えていますが、これは元々誤用だったのが定着したもので、本来の意味は「それが正しいと信じて行われる犯罪」のことです。
例えば、思想犯・政治犯(スーチーさんなど)などがこれに当たります。法律では本来の意味で使われます。
代表的な法律用語を以下にまとめました。常識として知っておくといい範囲だと思います。
●遺言(いごん)
=日常では「ゆいごん」と発音するが、法律では「いごん」と読むことが多い。
●控訴
=第一審の判決に不服のある場合に、上級裁判所に再審査を求めること。
●上告
=第二審の判決に不服のある場合に、上級裁判所に再審査を求めること。
●被疑者
=罪を犯したのではないかと、疑いをかけられている人のこと。一般(マスコミ)には容疑者と言われるが、法律的には被疑者が用いられる。
●被告人
=被疑者(上記)は、起訴された後は被告人と呼ばれる。
●登記(とうき)
=権利関係などを法務局にある帳簿に記載すること。土地や建物に関する不動産登記などがある。
●供託(きょうたく)
=ある人がある人にお金を払うのに、いったん国(法務局など)に預けること。受け取りでもめている場合や担保などいろんな場合がある。
●戸籍謄本(こせきとうほん)
=戸籍の完全コピー。同じ戸籍の家族全員のデータが記載される。
●戸籍抄本(こせきしょうほん)
=戸籍の一部(一部の人について)を抜き出したもの。個人のデータが記載される。
●瑕疵(かし)
=きず、欠点・欠陥、あやまちのこと。法律では特に、通常あるべき品質を欠いているということで欠陥住宅などの裁判でよく用いられる。
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間違いやすい法律用語の寄せ集め